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「ただReadyforに入りたかった」元生協配達員が神戸から“出戻って”きた理由

転職するときによく言われるのは、「新しい会社に入りたい理由」と「なんで今の会社を辞めたいのか」を両にらみで考えた方がいいよ、という話。そのふたつが裏表ではまったときが、転職のタイミングなんだよと。

しかしたまに、そんなアドバイスを一蹴して、もっとシンプルに転職を遂げる人もいる。

「前職を辞めたい理由はまったくなかった。不満も何もなかった。ただ、圧倒的にREADYFORに入りたかっただけです」

生活協同組合「コープこうべ」から、出向研修制度で8ヶ月間READYFORにて勤務。本職に戻るも、再び今度は正社員としてREADYFORに帰ってくる……という異色の経歴を持つキュレーター・井上拓人さんに話を聞いた。

神戸の生協配達員、READYFORへ出向

ーー前のお勤め先は、コープこうべ。いわゆる生協ですよね。

「僕は生まれも育ちも西宮市で、育ててもらった地元に貢献できる仕事がいいと思って、新卒時は地元企業を中心に探していました。コープは、生活協同組合という名の通り、株式会社ではありません。すべての判断基準は“儲かるか”ではなく“組合員さんのためになるかどうか”。そういうところに惹かれて入ったんですが、実際にその理念からブレない経営がなされていて、納得感のある職場でした」

ーー具体的には、どんな仕事をやってたんですか?

「入ってすぐは、配達の担当でした。トラックを運転して、個人会員さんのお宅に注文品を届けに行くんです。毎週決まった地域を訪問するので、そこの主婦の方たちと仲良くなっていって。子どもの進路相談やら旦那さんの愚痴やら、人の生活にがっつり入っていく感じがすごく楽しかったです 」

ーーそれからREADYFORに出向になったのはどういう経緯で?

「配達の仕事を3年半くらいやったあとに、コープこうべの中で『勉強のために、若手職員を外の組織に出向させよう』という動きがあったんです。出向先の選択肢のひとつが、READYFORでした。コープの役員がたまたま米良さん(READYFOR代表)と知り合いだったんです。

僕は、自分自身の中に『絶対これをやりたい』という強い欲求がないタイプで、だから“組合員さんのために働く”コープが良いなと思ったわけなんですが、READYFORはコープとはまた違う形で人をサポートする仕事だなと感じて。せっかくの機会だしと立候補しました」

転職したいわけではなく、READYFORに行きたい。

ーー出向は2015年10月。いまから約2年半前のREADYFORは、どんな感じでしたか?

「来た当初は、完全に学生サークルみたいな雰囲気で、衝撃でしたね。自分より年上のキュレーターは1人くらいしかいなくて。なかなかすごいとこに来たな、と。ただ、職員1万人の大組織から移ってきたので、意思決定のスピードの速さは刺激的でした。アイデアを出したらすぐ実践できる。当時僕がリリースに関わった社内向けシステムが、今も(さらにアップデートされて)使われています」

ーー8ヶ月の任期を終えてコープに戻ったのが、16年6月。

「戻ってからも、READYFORのメンバーとはちょいちょい連絡を取り合っていて。なぜか社内の新事業のアイデア相談がきて、一緒に考えたりもしましたね」

ーーそこから、今度はコープを辞めてREADYFORに正社員として入社。

「たまたま東京に来ていたときに、READYFORのオフィスに呼ばれて。挨拶がてら久しぶりに訪問したら、取締役に会議室に連れて行かれて『入社しませんか?』と誘われた……というのがリアルな経緯です(笑)。

ただ、離れてもこうして本気で誘ってもらえるというのが純粋に嬉しいなと思って、そこから本気で転職について考え始めました。まだ独身で20代、外に飛び出すには今かな、と。

それから、当時ちょうど米良さんの病気(*)が分かったころで、僕が入社することで何か少しでも恩返しできるのであれば……という気持ちもありました。READYFORのことも米良さんのことも、大好きだったので」

*米良は血液のがんで、17年7月から半年間離職していた。現在は寛解し、1月から職場復帰している。

ーーすごく前向きな転職ですね。

「そうなんですよ。コープのことが嫌になって転職したわけでは全然ないんです。むしろ転職するときの唯一の迷いが『お世話になったコープを裏切っていいのか!?』ってことだったんで。今振り返ってもすばらしい職場だったから、いつかまた戻るという選択肢も僕の中にはあるくらいです 」

ーーコープとREADYFORを行ったり来たりする人生……(笑)。転職にあたって、他の会社は調べなかったんですか?

「せっかくだから探そうと試みはしたものの、行きたい会社ないなってなったんですよね。それで、『ああ自分は転職したかったわけじゃない、READYFORに行きたかっただけなんだ』って気がつきました」

“これから変えていける”安心感のある職場

ーーそうやって出戻って、いまどうですか?

「出向時代以上に、READYFORの仕事にフルコミットできて楽しいですね。

僕は、数あるプロジェクトの中でも(企業や大組織が絡んでくるようなものよりは)個人の夢を叶えるぜ!っていうタイプのプロジェクトが好きで。毎回、プロジェクト紹介ページの最初の原稿を受け取るたびに、こんなこと考えてる人がいるんだ、世の中にはこんな課題があるんだ……って気づかされてテンションが上がります」

ーー主婦の実行者さんとのコミュニケーションとか、得意そうですよね。

「コープ時代の経験が生きてるのかな(笑)。キュレーターって仕事は、まだ新しくて全然完成されていないので、どういう人が向いている・向いていない、というのが定義できないところが面白いと思っています。実際READYFORでも、実行者をメンタル面で励ますのが上手いキュレーターもいれば、資金調達の手順をロジカルに組み立ててプレゼンすることが得意なキュレーターもいる。だからこそ、“誰でも自分の特性を生かせる”仕事だと思っています。

あと、僕は比較的飽き性なんですが、キュレーターの業務って同じことの繰り返しのようで、プロジェクトごとに接する人が全然違うので、刺激をもらい続けられるのも性に合ってるかなーと」

ーーでは最後に、正直READYFORっておすすめできる転職先ですか?

「成長途中の会社である、ということを分かってくれる人にとっては、すごくいい職場だと思います。大きな組織から転職してきた身としては、『なんでこの制度がないの?』と整っていない部分も目につきます。ただ、そんな拙い部分も『これから変えていけるな』という安心感がある。社内システム改善のための部署・役職があって、それを信頼できる社員が担っているので。

よく“風通しが良い組織”というけど、READYFORは本当に“これからまだまだ変わっていく”組織だなと思っています。経営陣やマネージャー陣とも議論しようと思えばすぐできるし。何しろ、いま僕の席、後ろ振り向いたら社長いますからね(笑)」

text by 廣安ゆきみ

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