READYFOR note
クラウドファンディングに挑戦する人の「はじまりの一歩」をつくる。リードキュレーターの仕事
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クラウドファンディングに挑戦する人の「はじまりの一歩」をつくる。リードキュレーターの仕事

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READYFORには「リードキュレーター」という、クラウドファンディングを通じてより多くの人がやりたいことに挑戦できるよう、積極的にアプローチし、「挑戦の第一歩」を支える役割があります。

今回登場する鈴木千里さんは、リードキュレーターとして、新しい仕事をかたちづくりその役割を発展させてきたメンバーの一人。

入社4年目となる鈴木さんに、READYFORを選んだ理由や、リードキュレーターとして働くやりがいについて聞きました。

夢への再挑戦で芽生えた、「夢を追う人を応援したい」という想い

──鈴木さんは、READYFORに入る前、どんなお仕事をしていたんですか?

新卒から4年、人材エージェントに務めていました。企業の採用相談に乗るリクルーティングアドバイザーと、転職者を支援するキャリアアドバイザーを経験しました。

人材業界は、人生で多くの時間を費やす「仕事」を扱います。理想の転職をお手伝いし、その人の幸せに貢献できることにやりがいを感じていました。でも、30歳を目前に、モヤモヤが湧くようになって……。

というのも、キャリアドバイザーの仕事は、クライアントの転職の成功が売上数字になります。私から見てベストだと思う求人が他の会社から紹介されていたとしても、私がご提案したご紹介先に転職を決めていただくように動くのが、ビジネスマンとしてのあるべき姿でした。いわば業界内で「取り合い」のような構造が起きていて、目の前の人の転職成功を喜ばしく思う一方で、ときには本音ベースで話をすることが難しい、と感じるようになったんです。そうした葛藤の中で、クライアントや関わる方と同じ熱量、同じ目線で目指す姿に一緒に走っていける仕事がしたいと、強く思うようになりました。

もう一つ、転職のきっかけとなったのが、幼少期から抱いていた「夢」です。

私は幼少期からバレエを習い、ミュージカルに親しんでいて、宝塚歌劇団に入ることが学生時代の夢でした。でも全力で夢に向き合えなかった瞬間があったことをずっと後悔していて、その想いは社会人になってからも消えることなく、心の片隅に居座っていたんですね。30歳を前に、その後悔を消化したいと思いました。

仕事の葛藤と夢への後悔、2つの想いが交差したタイミングで会社を辞め、きちんと未来に向き合ってみようと思ったのです。

退職後はやり残したこと、夢を消化する期間として、ミュージカルを学ぶ養成所に入りました。そこは、夢に向かってひたむきにがんばる人しかいない世界でした。自分のなりたいもの、やりたいことに対して、前向きに努力しエネルギーを注ぐ人々の姿に触れるうちに、いつしか私は、「本気で夢に向かう誰かを後押しする仕事がしたい」と想うようになっていました。

──その想いがREADYFORへの転職につながったのでしょうか?

まさにそうなんです。「夢を持つ人の背中を後押しする」という私が向かいたい未来と、会社のビジョンが一致したのが決め手になりました。

READYFORの存在は、以前から知っていて。夢を持つ人を応援する選択肢を調べたときも、クラウドファンディングが候補に上がり、資金調達の壁を解決する手段として活用されることに、膝を打ちました。

入社後、最初の2年間はキュレーターとして、さまざまなプロジェクトに伴走しました。当時は分野ごとの専門チームはなかったので、カテゴリを問わず、企業やNPO法人、個人の方など、あらゆる実行者さんのクラウドファンディングの目標金額達成に向けて、できることを考えて動く日々でしたね。

2020年からカテゴリの専門チームをつくることになり、現在は「いきものカテゴリ」のリードキュレーターとして働いています。

リードキュレーターは「はじまりの一歩」をつくる仕事

──リードキュレーターの仕事について教えてください。キュレーターとはどう違うのでしょう?

リードキュレーターのメインミッションは、クラウドファンディングを活用していただく後押しをすることです。いきもの領域に携わる方々がやりたいことを実現したり、課題に感じていることを解決したりする、その手段としてクラウドファンディングが活用できると思ったら、積極的にご提案させていただく。キュレーターがプロジェクトの開始から達成まで「伴走」するのに対し、リードキュレーターはその「はじまりの一歩をつくる」仕事といえます。

私がリードキュレーターになった当初は、企画段階からご提案をすること自体、会社として初の試みでした。そのため、市場のリサーチからアプローチ手段の検討、企画の提案まで幅広く行っていました。

現在は、業界の課題に対して、クラウドファンディングの活用を“当たり前”にしていくことを先導する役割を担っています。

──具体的にどんなことをされているのでしょう?

私が担当する「いきものカテゴリ」では、クラウドファンディングを行う実行者さんが、動物愛護関係のNPO法人や、動物園や水族館、大学の研究者の先生など、さまざまです。中には、純粋に資金調達の目的で挑戦する方もいれば、マーケティング・広報の観点で魅力を感じてくださっている方もいます。

それぞれ感じる魅力が違ううえに、クラウドファンディングの効果をデータで示すことも簡単ではありません。そうした中で私は、先方が「目指したい未来」を示すことが多いです。クラウドファンディングを活用すれば、こんな未来をつくることができますよ、と。

その過程で、同じ熱量を持ってる方と出会い、納得していただいたうえで「一緒にがんばりましょう」と同じ方向を見て進める瞬間はとても嬉しく、私も気合いが入ります。

READYFORをまったく知らない方や、クラウドファンディングは単なる資金集めだと固定概念を持っている方に対して、私たちの考えるかたちをお伝えし、新たな一歩を支えることができるのは、リードキュレーターならではのやりがいですね。

数字への意識と、相手に寄り添う想像力の両輪を回す

──リードキュレーターとして働く中で、どんなときに前職の経験が活きていると感じますか?

前職はキャリアコンサルタント、現職はリードキュレーターと職種名は違いますが、手持ちのカードを戦略的に扱う点は共通しています。

前職では、面談で転職希望者の方とコミュニケーションをとるなかで、その方に合う求人や情報を出すタイミング、トークの内容を頭の中で常に考えていました。リードキュレーターの仕事でも同じように、相手に合わせたストーリーをシミュレーションしています。キュレーターのときから、目標金額達成に向けて、相手のモチベーションを上げる声掛けやそのタイミングを考え続けていたので、相手に合わせて自分の動きを考える点で頭の使い方が似ていると思います。

──なるほど。リードキュレーターにはどんな力が求められると思われますか?

リードキュレーターの仕事には、営業的な数字への意識と、相手に寄り添う心のバランスが求められると感じます。

相手の想いに寄り添い、課題解決ややりたいことを叶える手段としてクラウドファンディングを活用してもらう。そのための一歩をつくり、クラウドファンディングに挑戦する人を増やす。そうすることで、リードキュレーターとして、会社の存続や成長に貢献する。その循環を意識したうえで、挑戦する人に寄り添う想像力と数字へのコミットの両方を持つ必要があると思っています。

数字を見ながらも、プロジェクトを始める実行者が担う作業の大変さを理解したうえで、寄り添って一歩を後押しする。そうしたバランス感覚を持てる人が、リードキュレーターに向いていると思います。

──それまで職種として存在しなかったリードキュレーターの仕事をするなかで、成長したと感じるスキルはありますか?

一つは「俯瞰する力」でしょうか。

クラウドファンディングを行う理由は、実行者さんによってさまざまです。クラウドファンディングに限らず、業界や会社、その団体が抱える課題を俯瞰して捉え、共有する力が、リードキュレーターに求められます。

それからもう一つは「後押しする力」ですね。

クラウドファンディングに興味を持っていたとしても、失敗を恐れて挑戦できない方が大勢います。インターネットで結果が公開されるため、周囲のネガティブな反応を恐れる方も少なくありません。未知への不安を、どのように払拭できるかが、リードキュレーターの腕の見せどころです。

私は感情的に盛り上げるだけではなく、なぜ「大丈夫なのか」の根拠を示すようにしています。たとえば、過去の事例をもとに「こういうデータがあるので、みなさんなら大丈夫です」とお伝えするなど、熱量を持って定量的なデータを駆使し、説得力を高めるよう意識しています。

クラウドファンディングの可能性を信じ、先駆者として挑戦し続ける

──鈴木さんのその仕事へのモチベーションはどこから湧き上がってくるのでしょう?

やっぱり、転職前に再挑戦し、夢を消化できた経験が、今の仕事につながっていると感じます。前職を退職して新しい挑戦に一歩踏み出したとき、周りからの応援が言葉にならないくらい尊く思えました。あのときの体感を、クラウドファンディングの実行者さんに体験してほしいという願いがベースにあるんです。

──その体験からの想いはずっとブレずにあるんですね。今後、リードキュレーターとしてやっていきたいことはありますか?

いきものカテゴリの中でも、動物園や水族館、大学の研究など、まだまだREADYFORが浸透していないジャンルがあります。そうした業界で、クラウドファンディングによる寄付が収入の一つの柱として認識されるようにしていきたいです。最近「推し活」が流行りですが、たとえば動物園で「この動物を推したい」というようにファンコミュニケーションもかねてクラウドファンディングを活用する方法もあると思います。

私たちの役割は、個人やNPO法人、企業や自治体など、さまざまな方たちに対して、クラウドファンディングを通じたより良い未来を示すこと。これからも新しい助成の仕方や、実行者さんたちをつなぐ取り組みなど、できることを模索していきたいです。

──最後に、リードキュレーターの仕事に興味を持っている方へのメッセージをお願いします。

リードキュレーター自体が、新しい仕事です。社内でも、業界内でも、比較できる対象がありません。相対的に自分を評価できない難しさはありますが、過去と今の自分を比べながら、改善し失敗も肥やしにできるのが、この仕事の面白さです。

先駆者として世の中にクラウドファンディングの価値を伝えていく。そのために、主体的なチャレンジができる。READYFORは、たとえ失敗に終わっても、挑戦した姿勢を評価してくれます。

READYFORで働くメンバーは「自分のやりたいこと」「叶えたい未来」を実現させる手段の一つとして、クラウドファンディングの可能性を信じています。挑戦にわくわくできる人と一緒に働けることを、楽しみにしています!

text by サトウカエデ photo by  戸谷信博  edit by 徳瑠里香

*READYFORでは、リードキュレーターを募集しています!詳細はこちらをご覧ください。

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