リモートワークは甘くない。結婚・引越しを機に職場を離れて働く私のセブンルール
はじめまして、READYFOR採用担当の大竹萌音です。キュレーター、事業企画を経て、現在は採用チームにて宮城と東京を行き来するフルリモート社員として働いています。
新型コロナウイルスの影響で、一気にリモートワーク人口が増え、フルリモートを本格的に導入・検討している企業も多いと思います。そこで今回は、フルリモートになって4ヵ月が経過した今だから伝えられる視点や気づき、大事にしているマインドをお伝えします。
「ここで働きたい!」という強い想いで入社
まずは簡単に自己紹介を。私がREADYFORを知ったのは大学生のとき。学生時代に国際協力を学んでいた影響でインターンシップをしていたNPOや所属する学生団体の知り合いがREADYFORを活用していたこともあり、なんとなく「良いサービスだなぁ」と思っていました。
そして、大学4年の夏に就活をしながらも「自分が将来関わりたいこと」「何をしている時がワクワクするのか」を考えていた時に、ふと思い立ちREADYFORのインターンシップに応募。
その後クラウドファンディングのプロジェクト実行者に伴走するキュレーターを経験し、「ここで働き続けたい!」という思いで2017年の春に新卒として入社しました。
入社後は、キュレーターとして私が関わってきた世界(国際協力)だけではない多くの夢やチャレンジに携わることができました。キュレーターをやっていなかったら絶対に出会えなかったモノやヒトと繋がることができたこと、この職種を選んで本当に良かったなと今でも思っています。
職種チェンジ、結婚、引っ越し、リモートワーク……変化の1年
昨年は私にとって、変化のある1年でした。
まず職種でいうと入社以来約3年続けてきたキュレーターから、キュレーター全体の体制や効率化を検討・統括するキュレーター事業部の事業企画にジョイン。
キュレーターの知見を生かしつつ、キュレーターの仲間を増やすというミッションに向かって初めて採用に関わり奮闘していました。
そうした中で、学生時代よりお付き合いしていた彼との結婚、同時に夫の仙台への転勤が決まり、思いがけず自分の人生と向き合うことに……。
「READYFORでみんなと一緒に働けなくなるかもしれない」という想いとは裏腹に、自分の中に根強く残っていたのは「ここで働き続けたい!」という、入社当時と変わらぬ想いでした。
そうした自分の素直な想いを上司に相談したところ、会社を辞めずにフルリモートで働き続けることができるように環境を整えてくれました。
実をいうと、転勤と引越しが決まったのが昨年の9月で2ヵ月後の11月には東京を離れることになっていました。とても短期間での相談となり申し訳なさと不安でいっぱいだったこと、今でもよく覚えています。
それでも嫌な顔ひとつせず真摯に向き合ってくれた上司や会社のおかげで、まずは11月にトライアルという形で2週間のリモートワークを行いました。その後、昨年12月から月に1度、全社MTGがある週に東京のオフィスに出社する以外は仙台でリモートワークをしています。
採用担当デビュー!「リモートワーカー視点」を取り入れることの大事さ
2020年1月からは採用チームにジョインし、より広くREADYFORについて知ってもらうための求人サイト内での記事作成や、応募者との日程調整などを行なっています。
また、ひよっこフルリモート採用担当としてTwitterも始め、同じような働き方をしている人たちとの交流も増えて、楽しい日々を過ごしています!
しかし、私の場合は全社員がリモートしているのではなく、自分以外のメンバーは同じ空間(会社)で仕事をしている中でリモートをしてきました。だからこそ見えてきた、気づきがあります。
ここで、リモートワークをする人とそうでない人が混ざり合う企業やチームで、ぜひ抑えてほしい2つの視点をお伝えします!
①ちょっとした時間のロスが不安になる!状況を一言伝えるべし
リモートだと社内会議が全てオンラインになります。会社にいると、前の会議がちょっと押してて会議室が空かなかったり、メンバーが揃っていない時、様子が伺えるので状況に合わせて対応できますよね。でも、その場に入れば一目でわかるそうした状況がリモートだと全く見えません。
少し時間をロスしただけで「忘れられているかな」「会議のURL間違っているかな」など不安になります。なので、少しでも時間通りに会議が行えない場合は「会議室が埋まっているので〜分後に始めます!」など、今の状況を必ず相手に伝えてほしいです!
②リモートワーカーだけじゃない!休憩中なのか仕事中なのか分かるようにすべし
相手が何しているのか分からない不安はリモートワーカーをしている人だけではありません。みんな同じです。会社にいたら、ランチで外出しているのか自席にいるのか確認しやすい分、ちょっとした相談もしやすかったりしますが、リモートだとそうはいきません。何かあった時に相談しやすいよう、特にリモートしているメンバーのいる部署や上長はチームのスレッドなど何らかの形で「休憩入ります!」「勤務開始します!」などと報告する習慣をつけると双方が安心して働きやすくなります。
ちなみに私のチームは以下のような感じで報告しあっています。
この2つの視点。「当たり前じゃん!」って思われるかもしれませんが、リモートワークをしていない状況だと、案外この視点に気づけなかったりするものです。
すでにリモートを取り入れている人たちは少し振り返ってみてもらい、これから導入する人たちは、この視点を心に留めておいてもらえたら嬉しいです。
リモートワークは決して楽ではない。私のセブンルール
まだまだ世間では「リモートワーク」=「楽できる」「サボれる」といったイメージがある気がしています。
でも、これだけは伝えたいのですが、リモートワークはそうしたイメージのまま仕事をしてしまうと ”絶対に良いパフォーマンスは出せない” です。
”甘くない” と実感しています。
働く姿が見えないからこそちゃんと成果を出さなければ、それこそイメージ通りになってしまいます。
この働き方になってから私が大事にしているセブンルールがあるのでご紹介します。今リモートワークにトライしている人も、これからの人にも、何かの参考となれば嬉しいです。
①自分にとってモチベーションが上がることは継続する
人によってモチベーションが上がるコトやモノは違うと思うのですが、通勤時間がないからこそ、時間をムダにせず、自分の好きなことをして過ごすことが、結果良いパフォーマンスを生み出すことに繋がるのであれば、継続することは大事だなと思っています。たとえば朝の方が捗るから早起きするとか、読書をする時間をつくるとか。ちなみに私の場合は、たとえ家に一人でいて外出しないとしても、化粧とネイルはモチベーションが上がるので必ずします(笑)。
②職場が家になっただけ。常に誰かが見てると思って仕事をする
家だとつい着替えずに仕事してしまう人もいると思うのですが、会社に行くときと同じようにしておくって結構大事!身なりや行動をきちんとしておくことはたとえ「仕事をする環境が家になっても同じ」です。
③仕事が捗る環境にする
「家だと仕事にならないのでは?」そう思う人もいると思います。ライトを変えるとか、好きな飲み物を用意するとか、仕事をする上で自分が一番捗る環境をちょっとしたことでもいいので、工夫して整えていくことをお勧めします。会社よりも自分の家は好き勝手に変えられるのでやりやすいはず。職場環境を整えるのは家であっても大事です!
④いつまでも仕事をしない!オンオフの切り替えをする
家で仕事をする=家が仕事場なので、どうしてもオンオフを切り替えるのが難しかったりします。そうするといつまでも仕事をしてしまったりするので、時間を決めるなど、「出勤」「退勤」を意識してメリハリをつけた方が気持ち的にも楽です。
⑤定期的にオンラインランチする
リモートだと、ランチの時間がとても寂しい。ついパソコンを開きがちで休んだ気にならないことがあります。なので、私は定期的にお昼の時間にビデオ会議ツールを繋ぎながら一緒にご飯を食べる通称「オンラインランチ」を社内外問わず行うようにしています。
喋る機会の少ないリモートでも誰かとおしゃべりして楽しい休憩時間になるのと、Twitter経由で知り合った同業種の方ともお話できたり、気軽に交流できるのでおすすめです!
⑥slackのステータスを変える
私の場合は月に1度東京のオフィスに出社することもあり、いつからいつまで東京のオフィスに出社しているかなど、ステータスの変更を行うことでカレンダーを見なくてもどこで仕事しているのか分かるようにしています!
⑦1日2リットルの水分を摂る
これリモート関係ある?って感じなのですが(笑)。通勤がないリモートは運動不足になるので本当は筋トレ……と言いたいところですが私は運動が大の苦手。水分を摂らなすぎる自分の身体を正すために、まずはここからトライしています!久々に通勤するとすごく自分の体力の衰えを感じるので、ぜひ運動苦手でない人は運動とかできることからした方が良いと思います!!
最後に
リモートワークにもいろんな見方や捉え方があるので、私の働き方やマインドはあくまでその中の一つとして受け取ってもらえたら嬉しいです。
今は一時的にリモートワークをしている人がいると思うのですが、私のように何らかの事情で今の仕事を辞めないといけないかもしれないという状況に陥った時も、工夫次第では「リモートワークは当事者と企業にとって救いの手となる選択」だと思っています。
私は実際、この働き方を選択することができてホッとしました。まだ自分のやりたいことができるんだなと救われました。
もちろんリモートワークができない職業もあると思いますが、働きたい意思を持つ人たちにとって、昔よりも今、今より未来が、より働きやすい社会になったらいいなと心から願っています。
大竹萌音(おおたけもね)
READYFOR 採用チーム。2017年に新卒として入社後、約3年間キュレーターを経験。その後、キュレーター事業部・事業企画を経て現在は採用担当に。宮城と東京を行き来する、ひよっこ採用担当として奮闘中。
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