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「自分にできることを、ちょっとやればいい」クラウドファンディングを通じて支援が身近に

クラウドファンディングREADYFORでは、これまでの約9年間で1万件以上のプロジェクトが実行されてきました。支援者は58万人を超え、リピーターも多くいます(2019年12月現在)。

応援してくれる支援者の声を聞いてみたい!と、READYFOR note編集部は、会いに行くことにしました(実際にはオフィスに来てくれました)。

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その一人が青木千絵さんです。2015年にはじめてクラウドファンディングの支援をスタートしてから、これまで継続的に計20件以上のプロジェクトを支援しています。

青木さんが関心を寄せるプロジェクトのテーマは、「子ども」や「国際協力」。世の中の問題を知るきっかけとなったREADYFOR で支援を続ける理由や、継続するなかで生まれた心境の変化について話を伺いました。

テレビ番組からクラウドファンディングの存在を知り、はじめての支援へ

青木さんがクラウドファンディングを知ったのは、ケニアのスラム街で医療支援の活動をする宮田久也氏のプロジェクト「NPOチャイルドドクター・ジャパン」を紹介する番組でした。

「宮田さんを通してケニアで医療支援活動を行うことの大変さを知ると同時に、クラウドファンデイングで支援ができることを知りました。60代の私は『クラウドファンディングそのものを知らなかったので、存在自体をまず知ったという感じです」

番組が放送された頃、READYFORでは『閉鎖の危機にあるケニアの診療所を存続し1万人の患者を救いたい』が実行されていました。

このプロジェクトが青木さんがはじめて支援したプロジェクト。今ほどクラウドファンディングが知られていなかった当時、インターネットを介した支援に抵抗はなかったのでしょうか。

「それまでもユニセフへの寄付は行っていたし、検索や買い物でインターネットを利用していたので、ネット経由とはいえ、支援に抵抗は感じなかったですね」

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その後、青木さんは2016年に放送された「カンブリア宮殿」でREADYFORのこと、クラウドファンディングの仕組みをより理解したそう。それからというものREADYFOR での支援を続け、「支援すること」が青木さんの生活の一部となっていきました。

海外生活や孫の誕生、自分の関心が支援先のプロジェクトに結びつく

病児を抱える親をサポートする病児隣接型ゲストハウスの福岡ファミリーハウスのプロジェクトや、東日本大震災で被害を受けた被災地を照らす星空を全国へと届ける仙台市天文台のプロジェクトなど、はじめてのサポートから数えて4年、支援した先は22件になりました。

青木さんが支援先を選ぶ際、目につくキーワードは「国際協力」や「子ども」という、ご自身との結びつきを感じるもの。

「夫の仕事で3年間アメリカで暮らしました。海外生活で周りの方にお世話になったこともあり、帰国してからホストファミリーとして外国の方の受入れをしました。世界には色んな国があって多様な人がいることを、我が子に体験してもらいたいという想いもありましたね」

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「支援を始める少し前から、5年間の間に7人の孫が生まれて、子どもの難病、事故、事件などに関心がいくようになりました。今は元気な私の孫たちにも、何が起こるかわからない世の中です。病気せず事故にも合わず育ってほしいと願うと同時に、元気でいることへの感謝の気持ちを何かの形で表したいと思うようになりましたね」

青木さんは、日々届くREADYFOR からのメルマガやサイトを見て、その都度気になったプロジェクトをチェックしています。

「できるときに、関心のあるプロジェクトを探すようにしています。支援する金額が大きいわけではないので、リターンにはそれほど関心はありません。それより、応援したプロジェクトが達成されるとうれしいですね」

やれる人ができることをやれば、それでいい

寄付と聞くと、なんとなく「格好つけている」「偽善者ぶっている」という意識を感じていた青木さん。支援に迷う気持ちもあったと振り返ります。

「以前は、身体や時間を使って現場で行動する方がたくさんいるのに、私はお金を出すだけで、それってどうなんだろうと考えていた時期もありました。」

そんなとき、たまたま出会った『ハチドリのひとしずく』(辻信一/監修、光文社)という寓話が、青木さんの背中を押します。

これは、南米アンデス地方に伝わる昔話。森が火事になり多くの動物たちが逃げ出すなか、体長わずか10センチに満たない小さなハチドリだけが、口に一滴の水を含んでは火にかけ……と、消火活動を繰り返します。

「小さなハチドリだけが頑張っても、火は消えない。ほかの動物が『なんでそんな役に立たないことをするの?』と問いかけると、ハチドリは答えるんです。『自分ができることはこれだけで、だから私はこれをやってるんだ』って」

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READYFOR ではたくさんの実行者たちが想いを持って未来を変えようと行動しています。けれど、行動する人だけで変化が実現するわけではありません。想いに共感して、活動を支援する人がいるからこそ、意志とお金が循環して、目の前の問題解決につながっていきます。

やれる人ができることをやれば、それでいい。何も余計なことを考えずに、気負わずにできる範囲で支援を続ければいいと、とても腑に落ちたんです

さらにクラウドファンディングで知らなかったことを知ることで、青木さん自身の物事の捉え方にも変化が生まれています。

「もし私や孫が事故に遭ったり、障害を負ったりするようなことがあっても、『どうしてこうなっちゃったの』と出来事を悲しんだりするのではなく、起きたことを受け入れて、一緒に生きていかないと。前向きな姿勢を持つ気持ちは、クラウドファンディングで多様な問題や現実を知って培われたのかもしれません

小さなことをたくさんの人がやって、大きなことを支えていく

青木さんは、気負わず人に知られず実行できるクラウドファンディングで、支援のハードルが下がったと感じるそう。

「ネットで簡単にできるのはもちろん、金額も1000円、2000円と、クリック一つで選べます。できることだけをやる気軽さが、継続につながっているのかなと」

一方で、同年代の友人の中にはインターネットを使わない人もいる上に、お金が介在するクラウドファンディングを勧めにくいとも感じるとか。

「お友だちに、達成率ギリギリのプロジェクトを紹介して『ぜひお願い』とはなかなか言いにくいですね。でも、とくに災害時など『何かしたい』と考える方はたくさんいます。そういう方にこそ、クラウドファンディングを知ってもらいたいなと」

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誰かを応援する文化が、READYFOR には溢れている。その空気が当たり前になればいい、青木さんはそう語ります。

一人ではできないことも、たくさんの人の小さな想いが集まれば、大きな力になります。クラウドファンディングって、そういうことかなと思うんです

やれることを、ちょっとやればいい。青木さんのような支援者が続ける小さな行動が、大きな未来へとつながっていくのかもしれません。

   text by サトウカエデ Photo by 戸谷信博


READYFORではさまざまなプロジェクトが実行されています!ぜひチェックしてみてください。



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