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エンタメ好きメンバーおすすめ!自宅で楽しめる #私のイチオシ

新型コロナウィルスの影響で自宅に閉じこもりがち。そんな時に救いとなるのが本や映画、ドラマ、ラジオなどのエンタメ!!長引く自粛ムードのなか、こんな時だからこそ、自宅で極上のエンタメ作品を楽しむチャンス、かもしれません。

今回はREADYFORのメンバーの中でも屈指のエンタメ好きたちが 、「気軽に」「2時間でサクッと」「1日かけてじっくり」楽しめる #私のイチオシ 作品をご紹介。エンタメ愛をたっぷり語らせていただきます!

とにかく背が高い江藤のおすすめ

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江藤遥平(えとうようへい)
生え抜きのREADYFORっ子。背が高い。キャッチアップ力の良さからファシリテーターとして重宝されている。とにかく背が高い。ハチクロは人生のバイブルで、竹本くん派。

【気軽に楽しめる #私のイチオシ

ラジオクラウド 空気階段『空気階段の踊り場』

キングオブコント2019ファイナリスト(タクシーのネタでしたね)のお笑いコンビ「空気階段」のラジオ番組。

テレビだと鈴木もぐらさんの借金エピソード、クズエピソードが語られがちですが、ラジオだと相方の水川かたまりさんが垣間見せる狂気も魅力です。2017年4月から始まったラジオは2人の人生の物語にもなっていて、生活のためのバイトエピソードや、テレビ出演の喜びを一緒に楽しめます。中でも、神回と言われる79回「水川かたまり号泣プロポーズ」は、恋愛のピュアな気持ちを切実に感じさせてくれて、恥ずかしいような切ないような気持ちがこみ上げてきます。

ラジオファンを公言するENJOY MUSIC CLUBが紹介する記事も愛が溢れていておすすめです。

【2時間でさくっと楽しめる #私のイチオシ

朝井リョウ著『どうしても生きてる』

朝井リョウの最新作。短編集なので1作ずつは1時間ほどで読めてしまいます。「確かにあの時私たちはこんな絶望と幸せの⼿前で⽣きていた。⽣きざるを得なかった。⼗年後に『どうしても⽣きてる』を読み返しながらきっと私はそう思うに違いない」是枝監督がこの本に宛てたこのコメントが、まさにその通り過ぎます。

一個一個の短編が描く登場人物たちの心の動きが、自分の暗い部分を炙り出してきて、辛くなってくる場面もあります。時間はサクッとですが、読後感はサクッとはしません。物語の力で自分の中のもやもやとした不安に形を与えて救ってくれる、そんな作品だと思います。

【1日かけてじっくり楽しむ #私のイチオシ

Netflix「マスター・オブ・ゼロ」

2010年代を生きた25~34歳の世代のすべてが詰まったドラマだと思います。テラスハウスや、クイアアイ、朝井リョウ、かが屋が好きな人におすすめです。

独身と結婚の選択、親子の関係、LGBT、人種マイノリティー、マッチングアプリ etc。現代のテーマを軽妙なテンポと遊び心のある映像で20分1話完結で描いていて、ここまで冒険ができるのは主演・監督・脚本をアメリカの人気スタンダップコメディアン、アジズ・アンサリが務めたからなのではないかと思います(連名のエピソードもあります)。

中でも、Season2のエピソード6『New York,I Love You』は本当に素晴らしいので、まずはこれだけでも観て欲しいです。デートで訪れた洋服屋、気になる店員がいた時のカフェ、夜の映画館、知り合いの少ないパーティー、どのシーンも愛しくて、続編の製作を切に願っています。

セーラームーン世代の雑談名人・松嶋のおすすめ

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松嶋瑠奈(まつしまるな)
舞台芸術分野出身キュレーター。オフィスとSlackを賑わす雑談名人。セーラームーン世代なので女の子が宇宙平和を守るものだと思っている。

【気軽に楽しめる #私のイチオシ

LINEマンガ

マンガをネット/アプリ上で読めるプラットホームは幾多あれど、お気に入りはLINEマンガです!普通に単行本を購入して読むこともできるのですが、画期的なのは「連載マンガ」。色々な種類のマンガが無料(途中で有料になる場合もありますが)で読めます。

ただし、1日に読めるのは週刊マンガ誌の1話分もしくは1話の半分くらいです。そして、23時間後に次の話が読めるようになるという、チャージ式で、絶妙なる拘束感!リモートワークしているとお昼休憩もなかなか休憩モードに入りづらい時もあるので、LINEマンガをお昼に読むのを定番化しています(ちょうど昨日読んだ続きが読める状態に)。

特にオススメなのは「ほしとんで」芸術学部の俳句ゼミが舞台という個性豊かな学生たちの話、というだけでなく、俳句入門講座的要素が入っていて勉強にもなります。読みきっちゃうと(ほぼ)週ごとの更新になりますので今度は1週間が待ち遠しくなります!

たまに連載マンガだけだと完結しない作品もあるので、先がめちゃくちゃ気になる時には単行本買ったりしてますが、長めの試し読みといった感じでとても楽しめます。

【2時間でさくっと楽しめる  #私のイチオシ】

Netflix「夜が明けるまで」

老人たちの話なので、READYFOR noteを読むような世代(どんな世代か不明ですが)には、あらすじやビジュアルだけだともしかすると心惹かれないかもしれないですが……本当にとても良い話なのでぜひ観てもらいたいです。

わたし自身、まさかこんなに人に紹介したいくらい好きになる作品とは思っていなかったのですが、観てしばらくしてからも様々なシーンが日常の中で思い出され、後々に「良い作品だったんだな」と気づきました。

ざっくり、“人間関係”の話です。死別や離婚、仲間はずれといったネガティブなことももちろんあるのですが、いい意味での人間関係の精算が行われたり、愛し合ったり……。どう考えても異常なシチュエーション(いや、だって、老人同士が急に一緒に寝るんですよ?)だからこそ生まれ出る出来事から学ぶことがとても多かったです。

Filmarksでも377人(3/12時点)しか記録してないという、知る人ぞ知る作品……!ぜひこの機会に再生ボタンを押してください!

【1日かけてじっくり楽しむ #私のイチオシ

手塚治虫著『火の鳥』

誰もがタイトルくらいは知っている、超有名漫画作品ですが、もう古典に近い存在になってしまって読んだことはないという方も多いのではないでしょうか。私は病院の待合室で数巻だけ読んで興味をもったのですが、そこには全巻は無く、ず〜〜〜っと「通しで読んでみたい!」と思い続け、ようやく全巻大人買いしたのが2年前でした。

簡単に言うと宇宙の話なのです!自然の摂理の中で、もはや人間とかそういうレベル感の話じゃなく、生き物がどういう選択をしていくか、どう生き抜いていくか、そもそも生きているというのはどういうことなのか……そんなあらゆる“原点”を考えざるを得ない作品です。

というと難しく感じますが、実は中身はウィットに富んだギャグもがっつり入ってますし、なにせマンガなのでとても読みやすいです。「○○編」という、オムニバス的な作品の集合体でもあるので、まずはどれか一つだけでも手にとって読んでもらえたらと思います。

映画「スリー・ビルボード」と、おかえもんさんの「深読み」 

「スリー・ビルボード」は2018年のアカデミー賞7ノミネートという有名作品で観た人も多いと思うんですが、おかえもんさんの「深読み」も読むと、もう優に1週間は潰せます…!

映画をご覧になった方にはお分かりいただけると思うんですが、「結局え〜っと、どういうことよ?」という部分も多々あありませんでしたか?そのあたりを、もうすべて、深読みに深読みを重ね、リテラシーがめっちゃ高い風だけどおちゃらけた感じで解説してくれるのが、おかえもんさんの「深読み」です!

正直、「いや、さすがにそれとこれとを結びつけるのは無理あるでしょw」みたいな部分も無きにしも非ずですが、「なるほどーーー!」という部分も多々あり、スカーっとした気分にもなれます。ほんっとうに深読みが死ぬほど長いのと、読むとまた映画観たくなっちゃうのとで、時間がいくらあっても足りなくなります!そして中毒性が高い!!

Netflix 「セックス・エデュケーション」

今年から江藤さんと誰かとランチするたびに、2人がかりで精一杯他の人たちにプレゼンしてるのは「セックス・エデュケーション」です。イギリスの田舎の学園もので、スクールカーストどっぷりあるので、けっこうヒリヒリします。シーズン1はそのヒリヒリに耐えてください。それでも面白いけど。それを耐え抜いたらシーズン2がサイコーです。ヒリヒリをようやく、お互いが受け入れられるようになっていきます。また、親と子のストーリーという側面も強くなっていきます。はやくみんな観て〜〜!

Amazon Prime Video 「フリー・バッグ」

エミー賞総なめだったドラマシリーズです。これはうってかわって大人たちの話です!これは演出の斬新さがとにかく見事です……!今まで観たことのない技法で、視聴者に文字通り“語りかけて”くるんです!主人公と同じくわたしも姉がいるので、姉妹との微妙な間柄なんかも共感ポイントでした。これはちょっと万人受けというよりも選り好みがありそうなので、結婚とかキャリアとか(大人ならではの)家族の悩みとかある方にぜひ観て欲しいです!

元TSUTAYA店員、みんなの妹・渡邊のおすすめ

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渡邊紗羅(わたなべさら)
READYFORキュレーター。2019年に新卒入社した、みんなの妹的存在。元TSUTAYA店員で、ホラー映画が大好き。

【気軽に楽しめる #私のイチオシ

「青空文庫」

梶井基次郎『檸檬』 
さくっと読めます。
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』 
童心にかえることができます。ちょっと長いのでそこまで気軽ではないかも。でも読みやすいです。
谷崎潤一郎『陰翳礼讃』
漆で塗られた器が美しい、羊羹が素晴らしい、なぜかっていうとね…など、身の回りにあるものをひとつずつ再発見していくのが読み進めていて面白いし、何気ない自分の食卓などで新しい発見があるかも。世界についてのニュースでテレビが騒々しい中、ミクロな日常に目を向けてみてはいかがでしょう。

【2時間でさくっと楽しめる #私のイチオシ

短編をタイムアタックで読む

獅子文六『断髪女中』

読了後の爽快感がすごい良いです。制限ないと何話も読み進められちゃうので、時間を区切って読むのにちょうど良いかも。

泉鏡花『外科室』

少し癖のある言い回しが特徴的な泉鏡花ですが、案外するっと読めてしまうお話です。絵画的な表現(白衣と鮮血とか)が多く少し切ないお話なので、美術館などに行きたくてもいけない人におすすめです。『高野聖』とかも入っている短編集で読めると思います!

アニメーション映画・今敏作品

どの作品も、女性が強く美しく、しなやかでどこか艶っぽく描かれています。所作において私の理想の女性像そのものなので個人的にたくさんの人に見てほしい。そして語り合いたい。今敏の作品はそんなに多くないので(若くして亡くなっている…)、TSUTAYAで大人借りして1本ずつ見ると楽しいと思います。

「大人の塗り絵」

心を無にして塗ると癒されます。ずっと家にいるとなんだかむしゃくしゃして叫びたい気分になることもあると思いますが、そんな時に塗り絵を少しずつ、ちまちま…ちまちま…と進めると、気分が落ち着きますのでぜひ。

【1日かけてじっくり楽しむ #私のイチオシ

海外文学を読む
海外文学のハードルの高さをなぜかよく耳にしますが、海外文学って三人称(神の視点)で語られることが多いので、個人的には割とあっさりして読みやすいと思っています。

アゴタ・クリストフ『悪童日記』

二人称「ぼくら」で進行していくのが珍しく、面白いですよ〜。淡々と語られていくスタイルだけど結構問うものも多い物語なので、フィクション好きな人にも苦手な人にもおすすめできます!シリーズ化してますよ!

ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』

出だしこそニーチェの引用で「は?」って感じの始まり方ですが、そんな話をしたと思ったら唐突に本編に入ります。そういう、クンデラの手のひらでまんまと転がされている感覚に陥ることがポツポツあるのがこの作品の面白さかなー。ストーリー自体に緩急はあまりないのですが、当時の思想やら時代背景やら政治やらも絡んでくるので、読み応えたっぷりです。

Netflix 「カウボーイビバップ」

Netflix 「Devilman」

どちらも主題歌をはじめとした作中の音楽が素晴らしい!たくさんの人の知恵と汗と涙の結晶や…という総合芸術感を堪能できる完成度の高いアニメなので、特にアクション映画やジャズ、ファンク、フュージョンなどの音楽が好きな人にはぜひ見てほしいな〜と思います!

連続ドラマ 「ツインピークス」

面白いですよ〜〜〜〜〜〜!!!こういう機会でもないと見なさそうな昔のドラマ。シーズン何個もあったりしないので1クールでじゅうぶん楽しめます。

漫画 『この世界の片隅に』

映画も良いですが、漫画もかなり、だいぶ、めちゃくちゃ良いです。ほのぼの見ることができるし上中下の3巻なので、半日で通し読み、残りの時間で好きな部分を読み返す…という読み方もできる…乙ですねえ…。

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以上、盛りだくさんでお届けしました。すてきな作品との出会いがありますように!

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